大きく変わる?京阪神間の大学受験~武庫川女子大 共学化のインパクト
武庫之荘(武庫元町)の小中一貫 高校受験専門の進学塾「あすれっぷ学習塾」です。
「武庫女、お前もか」
そんな声が聞こえてくるかもしれない衝撃的なニュースが飛び込んできました。
武庫川女子大学が2027年度より共学化を発表しました。
ただし、付属の中学校、高校については学校関係者によると「そのまま女子校を継続」とのことです。
果たして数年後は…
このニュースの校内外でハレーションは大きく、在学生を中心に「女子大だから入学した」「別学の良さがなくなる」との声が多数あり、オンラインでの反対署名も、数多く集められています。それほど急な展開だったというこでしょう。
とは言え、全国的に「女子大の共学化」の流れが止まりません。
少子化や女子大離れの中、共学化での成功例が少なくないからです。
関東では武蔵野女子大が04年に共学化に伴い薬学部を創設し、受験者数を増やしています。関西では京都橘大学が成功例として挙げられています。
阪神エリアでは親和、園田学園、神戸松陰らに続く共学化。
今回のような文理の学部が揃った大規模な女子大のそれは、よりインパクトが大きいと思われます。
看護・薬学・栄養学を看板にしている女子大が多い中「共学なら」と受験生が流入してくることも考えられます。
共学化した「武庫川女子」とのW合格で進学を選択する際に、選ばれるか選ばれないか。大学の力の指針でも「W合格の勝敗」はどうなるのでしょうか。
大規模な大学だけに競合する学部多いので、中堅とされる有力大グループ摂神追桃(摂南、神戸学院、追手門学院、桃山学院)、新鋭・大和大学、少し離れて京都の産近甲龍の一角・龍谷大学にも、影響があるかもしれません。
少子化による各大学の改革により、ここ20年、いや10年で目まぐるしく変化していく大学の勢力図。
また10年から5年へと変化のサイクルを早めようとしています。
高校受験も決して無風ではないかもしれません。
塾長 花井 淨