「2023年度 兵庫県公立高入試考察」8~ 数学①大問2問出題された単元は?


武庫之荘(武庫元町)の小学生・中学生対象、高校受験専門 個別指導塾「あすれっぷ学習塾武庫教室」です。

◆平均点が上昇 次年度は難化?

これまで掲載してきた英語に続き、今回から数学です。

例年に比べて受験者の平均点も上がり、57.3点で前年比は+5.5点でした。

この傾向から、来年度の数学はひょっとして、難易度が上がる可能性があります。

問題の傾向を捉えながら、しっかりと対策を立てていきたいです。

◆2問出題された関数

まず、23年度の問題の構成と配点です。

■出題内容と配点(50分)

1,小問集合問題(基本問題) 小問数8 24点

2,関数 小問数5 15点

3,平面図形 小問5 15点

4,関数 小問5 15点

5,確率 小問8 15点

6,思考力を問う総合問題 小問6 16

大問数は昨年と変わらず大問は6問でした。小問数は30問→34問に増えました。大問2と4で関数に関する問題が出題され,関数の問題だけで配点が全体の30%を占めました。

過去5年の傾向は変わらずで、問題の内容を見ると「関数」と「図形」,「数と式」と「図形」など、複数分野を融合した問題が出題される可能性があります。

次に大問ごとの得点分布をみてみしょう。

■得点分布

80~100 10.6%

60~79  39.8%

40~59  31.7%

20~39  13.9%

0~19  4.0%

高難易度の問題が若干少なくなっていたので、60~70点の層が増えました。

次回は英語と同様に、大問ごとの特徴、対策などを綴っていきます。

※データは㈱大阪進研

あすれっぷ学習塾 武庫教室  塾長 花井 淨