目標(志)を高く

受験に挑む前に「事上磨錬」=差がつく普段の心構えと行動⑥

武庫之荘(武庫元町)の小中一貫 高校受験専門の進学塾「あすれっぷ学習塾」です。

*中国、明時代の言葉に「事上磨錬」という言葉があります。練習ではなく、実践を通して、自分の技術や学識を磨き、向上することが大切ですが、「普段の心構えと行動」すべてが左右されます。


「現状維持でいい」。
そう思えば、「現状維持」でさえ実は難しいものです。

縁があって、あるスポーツの強豪高校の指導者の方とお話しさせていただいた時でした。
その指導者の方が、さらっと「日本一が目標」という言葉に納得させられました。

掲げた目標が「初戦突破」なら「初戦敗退」の、「全国大会出場」なら「都道府県大会」にとどまることが多いのが世の常。
目標はもっと高く掲げて、それを実現するために逆算して、日々練習するのものだと。
「だからウチは全国制覇しか目標にしない」

強豪チームが強さをキープし続けるのは、いい選手を集めるからだからではないです。
日々の気持ちの持ち方と、その目標達成にどれだけ今の現状が足らないかを意識しながら、競技に取り組むことが大切ということでした。
それは当然、勉強にもいえる話です。


当塾では、中学生の生徒たちに毎回、授業前に「Progressシート」というものを書いてもらいます。

「本日の目標」と「やるべきこと」を記入してもらいます。

こちらから、指導や生徒と打ち合わせをしつつも、目標に対して「自分は何をすべきか」

自覚してもらうために記入してもらいます。

そのシート(用紙)の一番上には「長期的にどうなりたいか」目標を書いてもらいます。

自分の志ですね。

よく子供たちに、先ほどの話しを以下のように伝えています。

「全国大会を目指す」としても、ほとんどのチーム、個人がその手前で負けてしまう。

目標は高く「全国制覇」を真剣に目指す。そうすれば、全国大会出場に近づくんもんやねんで。

勉強も同じや、と。


「平均点、そこそこでいいや」

そう思う子供の成績が上がることはありません。
残念ながら。

目標(志)を高く持ち、それに向かうと実力は必ずついてきます。

現状に満足、流されてしまうと目標以下の結果しか得られません。

あすれっぷ学習塾 塾長 花井 淨