「2023年度 兵庫県公立高入試考察」7~ 英語⑤大切な時間配分
武庫之荘(武庫元町)の小学生・中学生対象、高校受験専門 個別指導塾「あすれっぷ学習塾武庫教室」です。
今回は英語の大問ごとの分析4回目。最後は大問5「文法・語彙問題」です。
■英語の出題内容と配点(50分)
1,リスニング 小問数8 24点
2,短文複合問題 小問数7 16点
3,長文問題 小問6 18点
4,会話文問題 小問7 21点
5,文法・語彙 小問8 21点
※設問数は大問Ⅴの文法・語彙問題で小問数が1問減りました。
◆3問から2問に減も、時事&環境問題で内容難化
文法・語彙問題では,例年,3つの問題形式が出題されていたが,23年度は2つに減りました。
問題文は適語(句)補充の問題では,熟語や一般的な単語の書き取りではなく,テーマ(環境問題・国際問題)に関する用語の出題であったため,得点率が大幅に下がったようです。
ポスターの内容に合うように適語補充する問題では、テーマに沿った単語の知識が問われました。
知識がないと解けない問題では,わからない問題に見切りをつけ,他の問題に時間を使うなど時間配分が大切です。
あと今年もですが、文脈に合う語を選んで,英文に合うように変化させる語形変化の問題が出題されていました。これは定番ですね。
■これまでのまとめ できる問題から取り組む
23年度は難易度に大きな変化はありませんでした。
読解問題(短文複合問題,長文読解,会話文読解)では,比較的易しい形式の出題が多かったようです。
そのため,全体の正答率が高かった。一方で,文法・語彙問題では,テーマに関する用語の書き取りが出題された結果,得点率はかなり低かったようです。
語彙などの知識問題にはあまり時間をかけず,わかる問題を解き終わったら、読解問題に時間を割くなど,普段から時間の使い方を意識して取り組むことが大切です。
※データは㈱大阪進研
あすれっぷ学習塾 武庫教室 塾長 花井 淨