「2023年度 兵庫県公立高入試考察」16~ 国語① オーソドックスと新傾向の融合
今回は国語の分析1回目です。
まずは問題の出題傾向と配点と得点分布です。
■傾向と配点
大問1 新傾向の問題 小問6 配点20
大問2 漢文 小問4 配点13
大問3 古文 小問4 配点12
大問4 現代文(小説)小問8 配点27
大問5 現代文(評論文)小問8 配点28
■得点分布
80~100 6.1%
60~79 34.7%
40~59 42.9%
20~39 15.0%
0~19 1.3%
◆新傾向の大問1 若干難化の現代文 古文、漢文は落とせない
最低でも50点台はキープしておきたい得点分布です。
ここ直近の問題傾向はほぼ同じですが、大問1の新傾向の問題が特徴的です。
「イベント告知」「学内新聞」「データ」など英語、社会などにも出る傾向の内容に加え。理科などにも出る「会話の内容」から推察し、国語の知識問題を答える内容のものです。
「情報」を読み取り、各教科の知識に答えていく、ここ数年の傾向を象徴したような内容です。お家の方も「これが国語の問題?!」と思うような問題です。物事を論理的に読み解く問題が今後の傾向です。
現代文は正答率が若干落ち込み、その分傾向は変わらない古文、漢文の正解率が高め。古文、漢文は落とせないのがここ数年の傾向です。
次回は各大問ことの分析です。
※データは㈱大阪進研
あすれっぷ学習塾 武庫教室 塾長 花井 淨