「2023年度 兵庫県公立高入試考察」1~運命を分けた科目は?
武庫之荘(武庫元町)の小学生・中学生対象、高校受験専門 個別指導塾「あすれっぷ学習塾武庫教室」です。
これまで勉強の仕方を綴ってきました。
いよいよ、中3生は受験モードに入ります。
今年3月に実施された兵庫公立高入試結果とここ数年の傾向をみながら傾向と対策を考えていきたいと思います。まず5教科の平均点です。
平均得点率が54.9%で約274.5点です。
以下は科目別の平均点です。
■各科目の平均点
※( )は前年度
英語55.3(55.6)数学57.3(51.8)国語55.4(56.3)理科48.9(41.4)社会57.7(56.3)
「なんだ、点数低いな。これなら…」
ではありません。
学校の定期テストの点とは難易度も範囲の広さも違います。国語、英語などは初見の文章ですので、相当ギャップがあります。
※(肌感覚ですが)難易度から各科目マイナス15点から多くて30点マイナスと考えてください。
ショックを受ける人もいるでしょうが…。
現実を知ってからが勝負です。
どの科目も兵庫県は問題文、問題量が多い傾向です。大変です。
しっかり基礎を築いて、一日も早く実践練習することをお薦めします。
また、あくまで予想レベルですが、数学が前年より平均点が高い分、数学が難化するのでは、と思っています。
まだ、実感が湧かない人はまず入試の過去問を見て実感してみてください。
科目別に分析しながら対策を考えて綴っていきたいと思います。
■数理の高難易度 難化で差が付き始めた英語
数学、理科の2科目は相当難易度が高く、とくに理科は上記の通り40点台です。エリア上位高の合格者平均(株式大阪進研の資料から)でも50点台と相当の難度です。
理科、数学できが左右すると思われますが、逆に科目自体の難化で、差がつき始めている英語の得点が運命を分けているのではないかと思われます。
その根拠は得点分布の幅広さです。
次回、そのあたりを紐解いていこうと思います。
あすれっぷ学習塾 武庫教室 塾長 花井 淨